【107日目】お足元に気を付けて!出雲の国の裏側探検




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不自由な場所にこそ見どころってあるもんですね。

どうもさせ(@hitori_Traveler)です。

107日目は出雲市の裏側を探索しました。

それではどうぞ。

 

出雲大社に…

 

「おはようございます。」

芯まで冷えるほどの寒さですが、晴れ間も見えているので天気は大丈夫そうです。

さっそくですが、今日は出雲観光のメインである出雲大社には行きません。

美味しいものは最後に食べる派なので仕方ない…

というわけで出雲大社は快晴予報の出ている明日にして、今日は出雲大社以外の見どころを探索してみようと思います。

雪が迫っているというのになんとも悠長に構えていますが、まあ大丈夫でしょう?

今日からお休みに入ったので道も混んでいるでしょうからゆったりペースで楽しみたいと思います。

「では!いってきます」

 

実はすごい 康國寺

 

まずやってきたのは康國寺

さかのぼること南北朝時代に開山された臨済宗の古刹です。

こちらの見どころは日本庭園。

2005年と少し昔のランキングですがアメリカの日本庭園ランキングで8位に輝いた実績を持っています。

ではさっそく見ていきましょう。

入口にあたる石段。苔むした様子が期待値を高めさせてくれます。

お堂の前もしっかり整備されていて美しいです。庭園はさぞ美しいのでしょうね。

こちらが本堂。境内にソテツの木が生えているのは珍しく感じます。

こちらの本堂の裏が庭園とのことなのですが…

まさかの本日おやすみ

しかしここでまさかの救いの手が!

境内で途方に暮れていると、お掃除のおじさんがどこからともなくやってきて「境内から出た裏手からならちょっと見えるよ」と教えてくれました。

またおじさん曰く、先代がお亡くなりになってから不定休だそうで開いていない日も多いとか、確実に見たければ予約をした方が良いとのこと!

このおじさん無駄に康國寺の事情に詳しい!地元の人の情報は間違いないので助かります。

「ありがとう謎のおじさん!行ってみる!」

救い主のおじさんが教えてくれた通りに行ってみることに…

裏手に回りこの細い道を歩いて向かいます。右手に小さく見えるのが本堂です。

池の周りのフェンスの近くまでやってきました。おじさん曰くここから見るのが最高だそうです。

こちらが限界まで近寄った庭園。

あくまで片鱗ですが、日本庭園の趣は感じられました。

本来ならばお堂の縁側から枯山水の庭園と足元の池を見ることが出来るそうです。

本来ならばこの姿すら見られなかったのでこれ以上は贅沢と言うもの!

おじさんのおかげで最低限のものは見られたので満足です。

【康國寺】

  • 所要時間:50分
  • 料金:300円
  • 駐車場:無料駐車場有

 

弁慶伝説 鰐淵寺

 

おじさんに感謝しつつ、お次に訪れたのは天台宗の古刹鰐淵寺

お寺のはじまりは

信濃国の智春上人(ちしゅんしょうにん)が遊化して出雲市の旅伏山(たぶしさん)に着き、推古天皇の眼の病を治すために当地の浮浪の滝に祈ったところ平癒されたので、その報賽(ほうさい)として建立された勅願寺である。 出雲観光HPより引用

推古天皇と言うと奈良時代あたりまで遡るので、これだけで相当に古いお寺と言うことが分かります。

それだけでなく鰐淵寺は武蔵坊弁慶が18歳から3年間修業した寺院でもあり、多くの弁慶伝説が残る地でもあります。

また、紅葉がきれいなお寺としても有名で非常に多くの見どころがある寺院なのですが、参拝するのがちょっと大変。

駐車場は境内入口である仁王門に一番近いところからでも800メートルあるので、10分近く山道を歩かなければなりません。

ただし、仁王門までの道のりはきれいに舗装されており傾斜もきつくないので歩きやすいのでご安心を。

川のせせらぎを聞きながら歩くことが出来るのでそんなに苦にはなりません。

道中は弁慶をはじめとする、鰐淵時にかかわった人物の説明板があるので忘れずに見ておきたいところです。

歩きはじめて10分ほどで仁王門が見えてきました。

こちらの仁王門は料金所も兼ねているのでこちらで拝観料500円を支払います。

少し進むと分かれ道が、左に行くと鰐淵寺の由来となった浮浪の滝・右へ行くと根本堂方面です。

どちらに行くにもこの場所がスタート地点なので先にどちらへ行くか選ぶ必要があります。

今回は根本堂から参拝することにしました。

根本堂へは石段を登って向かいます。段数は多いですが低めの石段なので歩きやすい方だと思います。

根本堂へ到着。ほとんど人もおらず周囲は静寂に包まれており神聖な雰囲気が漂います。

こちらの釣鐘に弁慶伝説が残っています。

この釣鐘は、弁慶が鳥取にある大山寺から鰐淵寺までのおおよそ101キロに及ぶ道のりを一夜にして担いできたという伝説が残っています。

怪力無双の弁慶らしい伝説ですね。

これで根本堂周辺の参拝は終わりです。今度は石段を下りて浮浪の滝を目指します。

浮浪の滝へ

お次に目指すは浮浪の滝

鰐淵寺の由来となった場所でもあり、浮浪の滝で修業中の智春上人が滝壺に落としてしまった仏器を、鰐が奉げたことに感謝して鰐淵寺と称するようになったそうです。

鰐淵寺を訪れたら外せない場所なのですが、ここに行くまでの道のりは根本堂のように生易しいものではありません。

最初の一歩目から川を渡っていくという…これだけで難所であることが予想されます。

苔むした石段。石段の幅が狭いので踏み外しに注意です。

石段を登り終えた先にある山王七佛堂。あまり見ない形の目を引くお堂です。

山王七佛堂を過ぎると、足元注意のカラーコーンが…コーンが示す通りここから本格的に足場が悪くなります。

岩がゴロゴロと転がる足場をひた進みます。

石段の向こうにお堂らしきものが見えるのでゴールかと思いますが、これは東屋なので騙されてはいけません。

東屋を越えたらみえる手すり付きの遊歩道の先に本物の目的地があります。

ただ、ここまで来れば安心とならないのが、浮浪の滝への道のり。

遊歩道の先が一番注意すべきポイントで、川の水が流れる岩場を歩きます。ここは本当に滑りやすいので要注意です。

苦労してたどり着いた岩場で上を見上げると…

浮浪の滝の姿を眺めることが出来ます。

「これはうつくしい…」

この場所は修験道の守護神「蔵王権現」の聖地とされており、弁慶もこの地で滝に打たれ修業したと言われています。

鰐(ワニザメ)が仏器を拾ってくれたと思われる滝つぼもありました。

弁慶伝説のみならず見どころの多い鰐淵寺。

少しばかり訪れにくい立地ですが、訪れる価値は十分にあると思います。

【鰐淵寺】

  • 所要時間:1時間10分
  • 料金:500円
  • 駐車場:無料駐車場有

 

秘境 韓竈神社

 

難所を越えたらまた難所。お次に目指すのは韓竈神社

韓竈神社の云われは、御祭神の素戔嗚尊が新羅の国に渡られて、「鉄器文化」を持ち帰ったとされることに起因しているようです。また、カラカマのカマは溶鉱炉を意味するとされています。

韓竈神社がある出雲付近は銅やたたら場跡が多くあることもあり、鉄と関係の深い神社となっています。

そんな韓竈神社ですが、参拝するまでが大変なことで知られています。

出雲市のHPにも

参道は急勾配です。雨後は特に滑りやすく危険を伴います。 登山用の履物などで参拝されることをお勧めいたします。衣服が汚れることもありますので、服装もご注意ください。

秘境大好き人間としては行かずにはいられない心躍る文面です。

ただ、HPにも記載されているくらいなので、なかなかに厳しい道のりなのでしょう。

果たしてどれ程の道のりなのか体験してこようと思います。

参拝までの道のり

まずは駐車場に車を停めます。

さっそく駐車場の時点で秘境ポイントが…なんと駐車場でもスマホは圏外

秘境感ある場所はそれなりに訪れてきたつもりですが、駐車場の段階で電波が入らないのは初めてです。

ここから800メートル先の山奥に韓竈神社はあるので、この先は文明とはおさらば確定です。

いちおう、韓竈神社までは矢印があるので迷うことはないでしょうが、遭難したらおしまいですね…

こちらはスタート地点。周囲に何軒かある民家は電波が入らなくて困らないのだろうか…

最初はアスファルトで舗装された道のりを進みます。

道中唯一ある分かれ道ですが矢印←が出ているので一安心。

分かれ道を過ぎるとアスファルトは終わり、薄暗くなってきます。

矢印を信じたもののこんな場所にほんとに神社があるのか疑心暗鬼になっています。

砂利道を5分ほど歩き続けると、うっすらと鳥居が見えてきました。まずは神社があることに一安心です。

こちらが韓竈神社への入口。登る前にちょっと寄り道をして…

鳥居の先にある岩船を見に行きます。

こちらが岩船。素戔嗚尊が新羅に渡る際に使用した船であると言われる大岩です。

火だったり鉄だったり素戔嗚尊がもたらしたものは素晴らしいものばかりですね。

これで見るべきものは見たのでここから韓竈神社を目指しましょう。

鳥居の前で一礼していざ参拝開始!

まず待ち受けている難所が石段。

間隔は狭く高さもバラバラなので歩きにくく疲れやすい素晴らしい石段です。

足元の悪さは間違いありません。絶対の信頼を置ける靴で来る方が無難ですね。

整備された石段を登っていくと現れる大岩の石段ゾーン。

ここは整備もあまり行き届いていないのでより注意が必要です。

更に登っていくと手すり付きの場所が…

手すりがあるのはありがたい限りですが、逆に言えばそれだけ難所と言うことでもあります。

実際にこの場所が一番足場は悪かったです。

手すりゾーンを抜けると…

「え…行き止まり?」

目の前は岩に阻まれ、左側は手すりに阻まれています。

そうなると残っているのは…

右側のみ!

何を隠そう韓竈神社の祠はこの切通しのような狭い通路の先にあるのです。

この場所は女性の産道に見立てられ子宝に恵まれるという伝承があるそうです。

せっかくなので岩穴がどれだけ狭いのかを検証してみます。

まずは、普通に通ります。

感想としてはとにかく狭い…空間が斜めになっているので体制もちょっときついです。

普通に立つこともできますが、もちろん動き回るほどの余裕はありません。

このように「あーせまい」となるのは間違いありません。

狭いところで40センチほどしかないのですから当然です。

少しお腹が出てしまっている人は、ここまで苦労して来たのに通れずに諦めるなんてこともあるそうです。

無事に通過できた方には…

うっすらと祠を見ることが出来ます。最後に右手に見える石段を登れば…

韓竈神社祠に到着です。

小さな祠ですが、数々の難所を越えた先にあるので参拝するとすごく力を与えてくれそうな気がします。

道中は秘境感満載でしたが、たどり着けばその苦労を忘れさせてくれる素晴らしい神社でした。

「出雲大社だけじゃないな出雲は」

【韓竈神社】

  • 所要時間:1時間30分
  • 料金:無料
  • 駐車場:無料駐車場有

 

日本一の高さ 日御碕灯台

 

鰐淵寺・韓竈神社と秘境めぐりを楽しんだ後は、島根半島最西端の地にある日御碕灯台へ向かいます。

日御碕灯台は、高さ43.65メートルを誇る日本一高い灯台でこちらの灯台も全国に5つしかない第1等レンズを使用しています。

灯台の造りは石造りで日本人による設計・施工で作られているのも特徴的です。

灯台までは駐車場から5分ほど歩きます。

道中はお土産屋さんが立ち並び、店先で日御碕名物のイカ焼きを焼いているので誘惑がすさまじく、今日通ったどの道よりもつらかったです(笑)

お土産通りを抜けるとさっそく日御碕灯台が見えてきました。

こちらは今日のベストショット!雲の感じと白亜の灯台が美しいです。

こちらは日御碕灯台の資料館。内部には無料で入れます。

日本全国にある灯台の紹介や日御碕灯台の独特の造りなどを解説してあるので訪れた際には見ておきたい施設です。

今回は外から見ただけでしたが、日御碕灯台は200円で入館できるので、灯台の上から眺める景色も素晴らしいと思います。

石造りの重厚感と真っ白な灯台の美しさは外から見るだけでも心奪われるものがありますね。

【日御碕灯台】

  • 所要時間:30分
  • 料金:無料
  • 駐車場:無料駐車場有

 

日本の夜を守る 日御碕神社

 

本日最後に目指すのは日御碕神社

天照大神と素戔嗚尊が祀られており、出雲大社の祖神さまとして古くより崇拝されており、出雲大社と一緒に参拝されることが多い神社です。

また、向かう道中には日御碕神社の全景を見渡すことのできる展望所があるので見ておきたいところです。

展望所には案内の看板が設置されているので迷うことはないと思います。

下に降りて車を駐車したら参拝開始です。まずはいつも通り鳥居の前で一礼します。

こちらは桜門

朱塗りが目を引く回廊付きの立派な門です。よく見ると松竹梅の彫刻が刻まれています。

本殿でもある日の沈宮。こちらに天照大神が祀られています。

伊勢神宮は日本の昼を守るのに対し、日御碕神社は日本の夜を守るようにと神勅を受けた神社だそうです。

東の伊勢神宮と西の日御碕神社で合わせて日本を守っているんですね。

全然知らなかった(小声)

素戔嗚尊が祀られている神の宮

黄泉の国から素戔嗚尊が「柏の葉っぱが落ちたところに住むよ」といって投げた柏の葉っぱが落ちたところがこの神社の背後にある「隠ヶ丘」だそうです。

「うーん。神話の世界はおもしろいことばかりで勉強したくなりますねぇ。」←するとは言ってない

こちらの神の宮と先程の日の沈宮と合わせた二社を日御碕神社と呼ぶそうです。

このような今の朱塗りの美しい姿は、江戸幕府の命により着手され松江藩主松平直政公が完成させたそうです。

出雲大社とは異なる趣ですが、こちらはこちらで素晴らしいものがありますね。

こちらは日御碕神社を訪れた際には見ておきたい経島

天照大神が日御碕神社に祀られる前に鎮座されていたといわれる島になります。

一般人は立ち入れない神域で8月7日の例祭の時のみ宮司が舟で渡れるそうです。

神話の国出雲を訪れた際には外すことが出来ない神社の一つだと言えるかもしれません。

【日御碕神社】

  • 所要時間:1時間
  • 料金:無料
  • 駐車場:無料駐車場有

 

本日のお風呂とお宿

 

出雲の裏側を十分に満喫したので、本日のお宿に向かいます。

お風呂はそろそろ入りたいけどまだ我慢…

本日のお宿

道の駅大社ご縁広場です。

明日に備えて出雲大社の御膝下にある道の駅で車中泊します。

出雲観光する際に立地が良いだけあって、週末になるとかなりの人が車中泊しているそうですが、流石にこの季節は少なめでした。

そりゃこれだけ寒ければ暖かいベッドで寝たいよね…

「それではおやすみなさい」

【道の駅大社ご縁広場】

 

おわりに

 

今日行ったのは、出雲の裏側だったこともあってかほとんど人がおらず快適に見て回ることが出来ました。

ただ、素晴らしい場所にも関わらず人とほとんど会わないのは少し寂しくもありました。

人込みは苦手ですが、適度には欲しいという謎のわがままなんですけどね…

明日は、いよいよお待ちかねの出雲大社を参拝しようと思います。

今日の収支

  • 食費:31円
  • 観光費:500円
  • 合計:531円

移動距離

59キロ

達成項目

なし

 







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