【119日目】時代の流れと平和について考える1日




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色々と思うところが多い1日だったな

どうもさせ(@hitori_Traveler)です。

119日目は炭鉱の島として名を馳せた島池島を訪れました。

それではどうぞ。

 

わたしはいま

 

「おはようございます」

突然ですが、わたしはいま本土を離れて池島という島へ来ています。

遡ること半刻前、神浦港から舟に飛び乗りここ池島へやってきました。

舟に乗ると言ってもだいたい15分ほどで着くのでそんなに遠い島ではありません。

では、いきなり離島に行きたい衝動に駆られ訪れた池島はどんな島かと言うと…

  • 炭鉱で栄え最盛期には約8000人もの人が住んでいた
  • 様々な店が立ち並び、島全体が一つの国のような場所だった
  • 2001年に閉鉱なので割りと最近まで炭鉱経営をしていた
  • 炭鉱経営が終わってからは、島を離れる人が多くなり廃墟化が進んでいる

簡単ではありますが、こんなところでしょうか。

こう見ると、世界遺産に登録され話題となっている軍艦島と似ています。

大きく異なる点は、軍艦島は人っ子一人住んでいない廃墟池島はきちんと住民がいるというところです。

ほんとのところ軍艦島も行きたかったんですけど、軍艦島は島の一部にしか立ち入れないこと+天候次第では100%上陸できるわけではないというリスク、さらには行くだけで3,000円以上かかるということから、客観的な判断と悲しき懐事情により断念しました。

一方の池島は、神浦港から片道350円。なんと往復で1,000円かかりません!

うーん。格安でありがたい限りです(笑)

島内にはバスやレンタサイクル等がありますが、時間しかないのでゆっくり徒歩で歩き回りたいと思います。

「では、いってきます」

 

炭鉱の町の面影

 

島は一周4キロとかなり小さな島なのでゆっくり歩いても2時間あれば十分一周できる距離です。

まずは、池島港の待合所で池島の地図を入手しましょう。

地図ゲット!

ただし島内の炭鉱に関するほとんどの場所は立ち入り禁止となっているので、道に沿って歩くのみとなります。

これだけでは物足りないと思う方は、ツアーに申し込めば炭鉱内も入れるそうなので、気になる方はそちらとセットで訪れた方が良いと思います。

ではさっそく歩き回りましょう。

池島港からすぐ近くにあるアパート。こちらのアパートはまだ綺麗で人も住んでいるそうです。

観光客に向けてか、浮き球アートがたくさんありました。

第一島猫発見!

「うーダイブしたい(笑)」

実は、池島は炭鉱の島と同時に猫の島でもあるので、島を歩けばたくさんの猫の姿を見ることができます。

猫の姿は池島港付近で一番よく見られました。

港から島内に向かうと、もともと住んでいる方の民家があります。

ただ、明らかに空き家だなと思われる家も数多くありました。

池島鉱業所への門の跡が当時の栄光を感じますが、残念ながらこちらは立ち入り禁止となっています。

島内を奥に進むにつれて、廃墟のようなアパートが増えてきました。

こちらは島の中心街にある唯一の郵便局。

郵便局あたりは新店街通りと呼ばれていたのでしょうが…

現在は店は開いておらずシャッター街となっています。

こちらはボウリング場跡。

もちろん経営していませんが、付近には雀荘やスナックの跡もあり島全体が一つの町になっていたことが伺えます。

こちらは池島中央会館

島唯一の宿泊施設になっています。

池島小中学校

最盛期の全校児童数は1,200人以上だったこともありかなり大きな校舎ですが、段々と児童数が減り2017年現在は、一人の児童が通っているそうです。

時の流れを感じてしまいますね…

小中学校を過ぎると、廃墟化が進んだアパート群が立ち並ぶ異様なエリアに入ります。

こちらは8階建て社宅。

狭い土地にたくさんの住民がいたので、対策としてこのような高層の建物が建築されたそうです。

近くで見ると異様さが際立ちます。

全盛期には溢れるほどの人がいたというのが信じられないくらいです。

道を逸れて、ちょっとだけ森に入るとイノシシの罠がありました。

現在は、イノシシが増えてしまって困っているそうです。

こちらは海が見渡せる展望台。

島の様子は見えませんが、真ん中に穴が開いた面白い奇岩が見れました。

こちらは島内唯一の神社である池島神社

小さなお社ですが、冬眠の方に大事にされているようでとても綺麗な境内でした。

この境内の脇に池島最高峰の山、四方岳へ向かう登山道があります。

かなり急ですが、短い道のりなのでそこまで苦になりませんでした。

四方岳の頂上には大きなタンクが!

このタンクは貯水タンクとして使用されていたそうです。

山頂からは、島全体を見渡せるので島の構成がなんとなく見て取れます。

8階建て社宅も遠目に見ればまだ人が住んでいそうに見えなくもありませんね。

下山後にやってきたのは、島内唯一の飲食店。

かあちゃんの店

脇山さんと言う方が一人で切り盛りしており、店内は田舎に帰ってきたような温かい雰囲気でいい感じ。

こちらでは、軽く何か食べようと思っていたので、ちょうどいいタイミングで出来上がったおでんを頂きました。

味がよく染みていて、どこか懐かしいお味でとっても美味しい!

おでんを食べる姿がよっぽど幸せそうに見えたのか、「サービスだよ」と言ってご飯を下さいました!

何気ない気遣いに、胃袋だけじゃなく心もつかまれちゃいますね。

味が良いだけでなく人情もあるお店で、どこか日本人がなくしてしまったものを思い出させてくれるような食堂でした。

ただ、かあちゃんの店も脇山さんの代限りだそう…何とも言えない寂しさを感じずにはいられません…

「帰り際に「またきてよ」と言われた顔がなんか頭から離れないんだよなぁ…」

かあちゃんの店を出た後は、少し寂しい気持ちになりながら池島港方面へ向かって再び歩きます。

炭鉱を運ぶ機械とそのレールの跡。

当時は海上の船まで伸びていたそうですが、今は途中で切れてしまっています。

この大きな機械はジブローダー

石炭を寄せ集めながらベルトコンベアーに積む機械だそうです。

炭鉱への入口。

ツアーに申し込めばこの奥まで行くことができますよ。

当時のものと思われるトロッコがありました。

ツアーではこのトロッコに乗って坑道へ入れるようですね。

「ツアー行きたくなってきた…」

こちらは松石

石炭のように見えますが、似てるだけの別物です。

似ているだけでなく非常に固い石なので、採掘の邪魔になる厄介者だったそうです。

こちらは、旧発電造水施設

海水を真水に変える装置で、日本で初めて設置されたものだそうです。

2時間ほどで島内を歩き終えて、池島港へ戻ってきました。

この港はもともと鏡池と呼ばれる淡水の大きな池だったものを、舟をつけるために掘削して港にしたそうです。

どこまでも炭鉱に特化した島だったんですね。

非常に美しい風景もある島でしたが、そこにある現実をまざまざと見せつけられたような気がしました。

もう何十年かすれば、人もいなくなりいつかは軍艦島のようになるのかもしれません。

確実に衰退していくであろう島でしたが、そこにある儚げな美しさが哀愁を誘うようなそんな場所でもありました。

「何年か後にまた来てみたいな」

【池島】

  • 所要時間:2時間30分
  • 料金:700円

 

原爆資料館と平和公園

 

島から舞い戻った後は、車を一気に走らせて長崎市へやってきました。

長崎市で見ておきたいところはたくさんありますが、必ず行かなければならないと思っていたのが長崎市平和会館の内部にある原爆資料館

入口の螺旋ホールには年代が刻まれており、資料館に入るころに1945年になるようになっています。

資料館内に入口には、8月9日11時2分のまま止まった時計が展示されています。

この先もたくさんの資料が展示されていますが、残りは是非自分の目で確かめてください。

戦争を知らない世代でも必ず何か思うことがあるそんな場所です。

資料館の見学を終えた足で平和公園にやってきました。

これほど頭の中で情景が浮かんでしまう文章は見たことがありません…さぞ苦しかったことでしょう。

平和記念像

今もたくさんの献花が添えられ、戦後から70年以上たった今でもその傷が残っていることを伺わせます。

平和の願いを込めた折り鶴が一段と力強く見えました。

以上で見学は終了です。

見学を終えた率直な感想は平和のありがたみもさることながら、かなりつらい気持ちになりました。

長崎に来たら、一度は見ておくべきではあると思いますが、ここを見学したからと言って、特別何かが変わるわけではないのかもしれません。

明日になればいつも通りの平和が当たり前の生活が待っていますし、ずっと平和について祈り続けるのは正直言って不可能でしょう。

ただ、この場所を見学することで、その当たり前の日常がいつもより少しだけでもありがたいと思えるようになれれば、大きな変化になるのではないかなと自分は思いました。

何事もこのちょっとずつの積み重ねが大事なんだろうなって改めて気づかせてくれました。

資料を見るのはつらいかも知れませんが、一人一人が必ず何かを感じとれる場所なので、是非一度は足を運んでもらいたいと思います。

【原爆資料館】

  • 所要時間:1時間30分
  • 料金:200円
  • 駐車場:有料駐車場有1時間100円以降30分ごとに100円

 

世界三大夜景を眺める

 

色々思うところが多い1日でしたが、今日の最後は夜景を見て終わりましょう。

 

やってきたのは稲佐山

長崎で夜景と言えばやっぱりこの山です。ここからの景色は新世界三大夜景にもなっているほど美しいそうです。

中腹に無料の駐車場があるので、ここから歩いて展望台に向かいます。

道中あまりに人がいないので不思議に思っていたのですが、この場所もロープウェーが工事中でした。

「またまたゆっくり見れて助かりますな♪」

歩くこと10分ほどで山頂の展望台に到着!

一気に駆け上がり眺めた景色は…

「はんぱない…」

さすが新世界三大夜景!文句なしの美しさです。今まで見た夜景の中で一番きれいです。

色々思うことがあった後なので、平和にこの夜景を見れることに改めて感謝したくなりました。

「なんだかいい一日の終わり方♪」

【稲佐山】

  • 所要時間:1時間
  • 料金:無料
  • 駐車場:無料駐車場有

 

本日のお宿

 

「綺麗だけど!寒いから撤収(笑)」

夜景も見終えたので、今日のお宿に行って休みましょう。

本日のお宿


唐八景公園です。

市街地にある公園ですが、夜景スポットになっているので少なからず人の出入りがあります。

少しうるさいですが、長崎の市街地に近いので立地は悪くないと思います。

「それではおやすみなさい」

【唐八景公園】

 

おわりに

 

たくさんいろんなものを見て感じて考える。なんだか旅の本質を見たような一日でした。

毎日の積み重ねですが、ちょっとは旅を通して成長しているんでしょうかね?

おそらく成長しているかどうかは旅が終えてしばらく経った時にわかるのでしょうが…

明日は、長崎市内を散策したいと思います。

今日の収支

  • 食費:1,453円
  • 観光費:200円
  • 駐車代:200円
  • 交通費:700円
  • 合計:2,553円

移動距離

108キロ

達成項目

なし







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