佐賀はきっと雪国なんだろうな(遠い目)
どうもさせ(@hitori_Traveler)です。
本日は佐賀県に再び入りました。
それではどうぞ。
車内も凍る

「綺麗だけど寒い朝だなぁ…」
突然ですが、寒いこの時期の車中泊を悩ますのは窓の結露…そりゃあもう毎日びしゃびしゃですよ!
換気システムを導入すればいいのでしょうがそこまで予算がないので、毎日アナログ式でせっせと吹いています。
これが、最近毎朝のルーティーンに組み込まれています(笑)
いつものように結露を拭いて出発しようとしたのですが、今日の結露は一味違いました…

「拭けない…凍ってる…」
外部が凍るのはありましたが、内部の結露すら凍るという経験は初めてです。
ただ、冷凍庫張りに冷える車内でも朝まで起きずに爆睡しているのですから自分でも、もはや意味が分かりません(笑)
まあ、風邪ひかないことは良いことなんでしょうが…
その後、エアコンで溶かして結露を拭き終えたので、やっと出発できるようになりました…これから毎朝やりたくはないな(笑)
「長い格闘だった…ではいってきます!」
日本三大稲荷 祐徳稲荷神社

まずやってきたのは祐徳稲荷神社。
日本三大稲荷の一つで、年間200万人以上の参拝者が訪れる佐賀きっての有名どころです。

流石は、九州では大宰府天満宮の次に人が多く訪れるだけあって、早朝にもかかわらず境内には人の姿がありますね。

こちらは楼門。
祐徳稲荷神社の顔ともいえる場所で、煌びやかな装飾が目を引きます。

楼門をくぐると、階段上にある御本殿が目に飛び込んできます。
朱を基調とした、見た目に美しい姿です。

こちらは御神楽殿。本殿の階段下に位置し一般参拝の祈祷が行われる社殿です。

階段を登り御本殿に参拝を済ませた後は、奥の院を目指します。

本殿から奥の院までは約300メートルあり、道中は赤鳥居で装飾されています。
この鳥居が連なる中を歩くのは毎度ながら何とも言えない快感があります(笑)

奥の院までの道のりは300メートルと短いのですが、登りはかなり急な石段となっています。
距離が短いからと、甘く見ていましたが痛い目に合いました💦

奥の院へ到着!
小さなお社ですが、下の御本殿と変わらず綺麗な装飾が施されています。

奥の院からは、有明海が一望できるので登ってくるだけの価値は十分にあると思いますよ。

流石は日本三大稲荷と呼ばれるだけあって、朱を基調とした見た目に美しい神社でした。
祐徳稲荷神社に参拝すれば、商売繁盛・家内安全・交通安全など幅広くお力を頂けるようです!
「うーん。そろそろ宝くじでも買おうかな…」
【祐徳稲荷神社】
- 所要時間:1時間
- 料金:無料
- 駐車場:無料駐車場有
二つの顔を持つ町並み 肥前浜宿
お次にやってきたのは肥前浜宿。
有明海に通じる浜川河口の町として栄えた宿場町で、2種類の重要伝統的建造物保存地区で形成されており、それぞれの特徴が楽しめる宿場町です。


こちらは通称・酒蔵通り。
多くの酒蔵が軒を連ねており、白壁がメインの美しい通りです。
よく見る白壁の土蔵ですが、この古い町並みがやっぱり好きなんですよね。

白壁の美しい通りだけでも十分楽しめますが、こちらの橋を超えると街並みが変化します。


こちらはかやぶき屋根が主体の小型の町屋が立ち並んでいるのが特徴です。
船乗り・鍛冶屋・大工などが狭い小路に暮らし大変賑わっていたそうです。
一つの宿場町で異なる景色が見られて、1度で2度おいしいそんな場所でした。
【肥前浜宿】
- 所要時間:40分
- 料金:無料
- 駐車場:無料駐車場有
大楠の存在感がすごい武雄神社

お次にやってきたのは武雄神社。
5つの神様を祀っていますが、主祭神は、360歳と日本一の長命だった武内宿禰で開運・厄除けなどなんでもござれの神様です。
どんな方でもご利益を頂けそうでありがたい神社ですね。
しかし、寒いと思っていたら雪が降ってきてしまいました…
「まあ、佐賀は雪国だから仕方ないね(絶望)」

こちらは本殿。
先程の朱を基調とした祐徳稲荷神社と異なり、白を基調とした高級感漂う造りとなっています。

本殿に参拝した後は、境内の奥にある武雄の大楠を拝みに向かいます。

雪が強くなってきた…今日は格別に寒いです…

竹林の先に人だかりがあるので、おそらくあそこに大楠があるのでしょう。
その竹林を抜けたどり着いた先に待っていたのは…

武雄の大楠!
「でかいでかすぎる…」
それもそのはず、根回り26メートル・高さ27メートルで樹齢は推定3,000年という全国でも6位の巨木だそうです。

特に根元の幻想的な空間はジブリの映画から飛び出して来たような雰囲気さえあります。
色んな巨木を見てきましたが、この木には圧倒されるというか力強さが群を抜いている気がします。
「パワースポットってこういう場所のことを言うんだろうな」
鈍い自分でも巨木から謎の力を感じられるような幻想的なところでした。
【武雄神社】
- 所要時間:50分
- 料金:無料
- 駐車場:無料駐車場有
御船山楽園

お次にやってきたのは、御船山楽園。
時の藩主鍋島茂義公が3年の歳月をかけ造り上げた、15万坪もの広大な敷地を誇る回遊式庭園です。
本当は雪の降る庭園を見たかったのですが、いいタイミングで止んでしまいちょっと残念…

内部に入るとすぐに、御船山を背景にした広大な池が姿を現します。
この雄大な風景に一瞬で心奪われたので、雪が降っていないことはどうでもよくなりました(笑)

冬の時期なので植物は枯れて荒涼としていますが、またこの寂しい雰囲気が良きかな♪

こちらは、つつじ谷。
春になると御船山のふもとに色とりどりのつつじが咲き乱れ、それは美しいそうです。
今は今で、まりもみたいで美しいな(笑)

時期がずれたのか少しだけ咲いているつつじを見ることができました。
「寒い!早く春来ないかなぁ!!」
【御船山楽園】
- 所要時間:40分
- 料金:400円
- 駐車場:無料駐車場有
ムツゴロウが見たい・・・干潟よか公園へ

お次にやってきたのは、干潟よか公園
せっかく有明海付近にいるので干潟は見ておきたいと思いやってきました。あと、生ムツゴロウが見たい(笑)
干潟よか公園のいいところは、無料の施設でありながらガイドさんがついていろいろ教えてくれるところです!
この頃にはすっかり天気も良くなり絶好の干潟日和?となりました。まあ、気温はすごく低いんですがね…
さっそくガイドさんに説明してもらいながら、干潟へ直行します。

まず説明を受けたのが、佐賀県は海抜がかなり低い土地であるということ。
満潮時には、佐賀市が埋まってしまうほどなんですね!
ただ、実際に海に浸かることはないのでなんだか嘘みたいな感覚ですね。

こちらが干潟。
海の水がはるか先に見えますが、これでもまだ干潮の時刻ではないというのですから驚きです。
ガイドさん曰く有明海は最大で6メートルもの潮位の差があるので、このような独特の地形になっているそうです。その干満差により満潮時には23キロも川を遡るそうです。
そう言われると佐賀の海抜が低いのにも納得がいく気がします。
また、干潟の面積は有明海だけで日本の干潟の40%をも占めるそう。
「うーん。すごいぞ有明海!」

ただ、干潟は素晴らしいのですが、肝心の生き物の姿は何にも見えません。
不思議に思ってガイドさんに尋ねたところ、冬の時期は寒さのため砂の奥深くに潜っており、生き物は一切見れないとのこと…
もっとカニやらムツゴロウやらがうじゃうじゃいると思ったのに…ちょっとショックです。
「やっぱり冬は生き物に厳しすぎるんだな…」

こちらは、干潟のもう一つの名物シチメンソウ。
秋の時期は真っ赤に染まり見る人を楽しませてくれるのですが、今の時期は言うまでもなく枯れています…

なにも見れない自分をあわれと思ったのかガイドさんが、わずかに残ったシチメンソウの名残を発見してくれました。
「ありがとうガイドさん。ただ余計に寂しくなったよ…」
ガイドさん曰く冬の時期の干潟の楽しみ方は、干潮で砂が見えている時でなく、満潮時にやってくる渡り鳥を見て楽しむとのことです。
私のようなことにならないためにも、この時期の干潟は、満潮時に行くことを激しくオススメしておきます!
【干潟よか公園】
- 所要時間:40分
- 料金:無料
- 駐車場:無料駐車場有
本日のお風呂とお宿
さて今日は、少し早いですがこの辺でお開きにしようと思います。
「正直、寒くて今日はもう無理…」
本日のお宿
道の駅吉野ヶ里です。
明日は佐賀市内を探索するのですが、良いところに車中泊できそうな場所がなく少し通り過ぎてしまいした💦
夜はご覧のように売店近くは駐車禁止となりますが、駐車場が完全閉鎖されるわけではないので問題ありません。
施設自体は、綺麗なので過ごししやすいと思います。

またここからの夜景はすごく綺麗です!
佐賀の夜景も悪くありませんね!
「それではおやすみなさい」
【道の駅吉野ヶ里】
おわりに
非常に寒い一日で外に出るだけで凍えてしまうほどでした。
温かいということがどれだけ幸せなことか…身に染みて分かります。早く春が来てほしいと切実に思います。
生き物捕まえたいんじゃあ…
明日は、佐賀市内を観光したら福岡県へ戻ろうと思います。
今日の収支
- ガソリン代:5,467円
- 観光費:400円
- 合計:5,867円
移動距離
91キロ
達成項目
なし